整体でないと取れない顎関節症がある。
顎関節症と言ったら歯科だと思うかもしれません。整体と言う選択肢がない方もいます。恐らくまだ認知されていないのでしょう。顎関節症の原因は千差万別で一つではありません。今までの施術経験からも口の中については歯科になりますが、口の外の環境の改善も非常に有効でありますので、是非顎関節専用整体を試してみて下さい。

顎関節症が冬に多く現れる理由
寒くなってくると顎関節症でお越し戴く方の割合が多くなってくる事から原因の一つに冷えがあります。夜エアコンを掛けずに寝ている場合、朝方には気温も低くなっている中で、首から上は布団から出ているワケですから、アゴも冷えている事になります。まずはドライヤーでも湯たんぽでもいいので頬を温めましょう。
テスト
ご自分の手の指3本(人差し指/中指/薬指)で同側の頬を強くグリグリやってみて下さい。(結構強く10秒以上です)健常な場合はグリグリやっても我慢出来ます。顎関節症の方で咬筋が膨らんで張っている方はこの10秒以内で完全ギブアップしてしまいます。首の横から前に掛けてを同じく指の先端でグリグリやってみて下さい。普段首が前につんのめっている状態の方はこれ結構痛いのです。
当整体で対応出来る顎関節症の種類
①上記テストで咬筋が緊張している方。
②口が開かない方(開口障害)これは首の問題です。
カクカク音がするだけを何とかしたい・・・これは個人差があります。上記①②がある方は筋肉の弛緩と共に改善されている方もいますが、①②がない方だと当院でも長く継続された方のデータが無いので不明です(数回では取れません)歯科でも音だけというのは問題視していない様ですので、対処法もない様です。
勝手に嚙み締めてしまう原因は何か?
何故嚙み締め癖が起きるかを考えてみましょう。ストレスが強く、自律神経の交感神経が強く寝てても勝手に力が入ってしまっています。要は神経の興奮状態が続いているからです。当院では完全個室を武器にとっても静かな空間でリラックス状態を保ち、あなたの高ぶっている心を最大限鎮静させます。施術後半には8割型の方が眠ってしまう程です。ただ身体の力を抜くには少々訓練が必要です。力を抜く訓練は体力的には全然きつくないです。力が入っているのはアゴだけではないはずです。重度肩こり首コリに好評価を戴く当院では首肩から顔頭まで一通り施術をしていきます。
マウスピースでは噛み締め癖は治らない
マウスピースでは噛み締め癖は治らない。これは歯科医の意見です。マウスピースは噛み締め癖による歯の破壊を防止するためのものであり、噛み締める癖を改善する意味ではない。
アゴだけ見てても根本解決には程遠い。
先程、首が前ににつんのめっている方のお話をしましたが、それは猫背だという事が言えます。アゴの改善が図れても猫背が解消しないと結局前に移動した頭を支える為の筋肉が働き、首で勝手に力が入ってしまうので、いつまでたっても神経の興奮は収まりません。結局背中の矯正をしないと顎関節症は長引いてしまう事になるのです。ストレスとは仕事等で受けるものだけではないのです。姿勢の悪さの蓄積により気分転換では晴れる事の無い強いストレスが生活の中で溜まっていってしまうのです。日頃からケアされていない方にやはり多いです。
顎関節症は単なるマッサージでは取れない事が多い。
マッサージは整体の一部です。整体には短時間で筋肉を緩める少々不思議に思われる様なテクニックがあります。これを顔にも応用出来ます。ほっぺただけを長時間マッサージしても全然柔らかくならないのがほんの数分で柔らかくなってしまう様なテクニックを使っていきます。しかし個人差はあります。初回で随分柔らかくなる人もいれば、数回掛かる人もいます。これは顎関節症の年期に関係しています。
継続が大事
一回の施術でも大分楽になったという意見は多いですが、時間が経つとまた噛み締め癖は再発します。これは脳がその様に覚えこんでいるからと捉えます。脳には噛まない事が正しいと覚えこます必要があります。これには結構な月日訓練する時間が必要です。力を入れない訓練です。
顎関節整体は何度か定期的に受けましょう。