コラム0022

■0022 肩こりは二本足で歩くようになった人間の宿命

 

肩こりは、二本足で歩行するようになった人間にとっては宿命゛の病とも言えます。脚(四足歩行していた時代の後ろ足にあたる)と胴体が接合している部分を見ると、太ももの骨(大腿骨)が骨盤のクボミにはまり込んで、きちんと繋がっています。ところが腕(前足にあたる)の骨(上腕骨)は肩甲骨と関節を作って繋がっているだけで、肩甲骨は鎖骨とも連結しているものの、肋骨の上に乗っているような形になっています。

 

肩甲骨は、背中の筋肉の中で浮いたようにして存在しているのです。そのため、腕や肩の重みは、全て背中の筋肉が一手に引き受けて支えていると言っても過言ではありません。人間が四つ足で歩いている頃には、肩甲骨は背中に乗る形ですから、首への負担は小さくてすみました。しかも、肩から背中にかけてのこれらの筋肉も始終使っていたので、衰えるようなことはなかったのです。

 

ところが、人間が二本の足で立つようになると、肩から背中にかけての筋肉を使う機会が減り、これらの筋肉は衰えてしまいました。もし、人間が現在のように直立歩行せず、四本の足で歩行する動物のままでいたら、肩こりとは無縁でいたでしょう。

 

一方現代の生活では、首や肩に負担のかかる場面は少なくありません。たとえば、仕事場ではパソコンは不可欠のツールとなっています。入力作業をしたり、書類を作成したり、メールを打ったり、パソコンは仕事の重要なサポート役です。前かがみになった姿勢でアイロンがけなどの家事をしたり、腹ばいになって本や新聞を読む等の動作も同様に、首付近の筋肉を疲労させ、肩こりを引き起こします。

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