コラム0043

■0043 椎間板の輪状線維とは?

 

 椎間板は本来柔らかい素材で出来ていますが、単体で存在しているわけではありません。椎間板をよく見ると格子状のラインが組み合わさって形成されています。この格子状のものが輪状繊維です。

 

輪状線維はある程度伸びることができるので、椎体に圧迫が加わっても線維が伸びて輪状線維の断裂は起こりえません。また、椎骨を屈曲(脊柱を曲げること)しても切れることはありません。しかし、これらの線維にねじれが加えられますと 線維は許容範囲以上に伸ばされて断裂がおこります。

 

外層が初めにに切れますが、外層の断裂は中心の髄核に近いところより断裂が大きいと言えます。ヘルニアと呼ばれる不快な状態は椎間板内の髄核という小さなボールがこの輪状繊維を突き破って内部組織に当たり突然の痛みとして出てきます。

 

また輪状線維はコラーゲンとよばれる組織で成り立っています。コラーゲンについては次回お話いたします。

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