コラム0051

■0051 コラーゲン繊維

 

コラーゲンは身体全体に存在し、結合組織と呼ばれています。身体全体の様々な器官や組臓・骨・肝臓・脾臓や腸の様な器官やを、そのあるべき位置に支えて固定しています。また、皮膚、関節の周りの組織、そして脊柱の椎間板にも見られます。
                                        
 コテーゲン線維は高性能の顕微鏡でみるとスプリングの様です。このスプリング(コラーゲン繊維)はスプリングの全長まで伸びることが可能です。またスプリングに加わっている緊張を取り除くと、元の正常な長さに戻ります。もしもこのスプリングが伸びる限界点以上に引っ張られると・・・・断裂が起こり、元に戻らなくなります。

 

椎間板の輪状繊維が断裂し、繊維輪の中心にある髄核に圧が加えられると、髄核はもはや輪状繊維の中に包含されていることが出来なくなります。このような場合には、髄核が中心部から移動してしまいます。

 

髄核と知られている核は椎間板の中にあります。椎間板の他の部位同様に大部分が水分であり、その水分は膠上のかたまり(細胞間質)の中に保持されています。しっかりと線維輪に包まれて、2つの椎体の間の中央に位置しています。には常に圧が加わっていて、そのことにより椎骨と椎骨を離れさせています。

 

核はふくらんだビーチボールに誰かが座った時のように働いています。核に圧が加わりますと核の形が変形し、核の圧が除去されると、元に戻ります。ですから椎間板はあらゆる意味で言葉通り油圧システムなのです。核は脊椎が前方屈曲や後方伸展することを可能にし、圧が除去される時に、はじめの立位の形にもどります。

 
脊柱の30数個の全椎骨間に椎間板が存在しますので、脊柱が全体で体重を受ける事ができます。多くの日常生活でのショックを吸収し、しゃがんだり、あぐらをかいたりしても、またもとの形に戻るのが可能なのです。

 

核が様々に変形し、線維輪が弾力性を持っているので、脊椎は体重負荷と屈曲した時のショックを受け入れられるのです。但し頭蓋骨と頸椎1番の間OCC-C1間は椎間板はありません。代わりに神経が左右に伸びています。また血管が横に走行します。

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