コラム0060

■0060 脊柱が曲がる時の背部の筋群によるコントロール

 

人が体を曲げ始めたり、曲げようという意志を持った時、身体は重心線の少し前に移動します。身体が中心よりズレているという信号を脳に送ります。筋群は身体が急に前に曲がらない様にさっそく働き始めます。身体が前に倒れないように、更にスムーズに体が前方に曲がるように働く背筋とは、小さくて強力な脊柱起立筋群です。

 

これらは背部の筋です。筋の受容器は無意識のうちに働いています。筋に受容器(筋紡錘と言います)はスプリングコイルの形をした筋肉内にある組織で、非常に敏感です。伸ばされるとただちに神経を介して「筋の伸縮が起こっています」という情報を脊柱から脳に送ります。

 

脳と脊柱は自動的にただちに背筋に反応を起こさせて、伸びすぎない様に、あまり早すぎないように、むしろゆっくりスムーズに伸びるようにさせます。床に手が届く様に身体を更に曲げて前方屈曲の姿勢をとる際に、腰椎の各々の機能的単位は後方部が開きます。このようにして個々の機能的単位が屈曲して、腰椎が全体として屈曲することになります。

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