コラム0084

■0084 腰を屈曲している間にも許される捻じれ

 

 前方への屈曲に伴って側方への屈曲と回旋(捻じり)がゆっくりと円滑に徐々に行われれば、これらの動きで不快感が起こるという事はないのです。椎間板の輪状線維は少し伸ばされますが、断裂を起こす迄には至りません。

 

というのは椎間関節の壁部分が過度の側方屈曲や回旋を妨げているからです。しかし最大屈曲位では、椎間関節がかなり開くので、この関節が椎間板の輪状線維にあたえている防御の度合が低下してしまいます。椎間関節が開くと正常の場合よりも機能的単位は余計に捻じれる事が可能となります。

 

この過剰な捻じれが輪状線維の断裂を起こす事があります。椎間関節の保護がない所では、全ての捻じれの力は輪状線維で受けとめられます。椎間板のねじれが輪状線維の断裂を起こしています。

 

何事も限度があります。腰は前後への屈曲進展は可能としていますが、限度を超えると椎間板やその周りを取り巻く靭帯を損傷させてしまいます。

 

最近ニュースにもなってしまったズンズン運動。赤ちゃんの背中から首に掛けて反りすぎるくらい反らせてしまったようですね。そもそも赤ちゃんマッサージして意味あるのが疑問ですが・・

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