コラム0089

■0089 椎間板は痛みを発するのでしょうか?

 

 腰痛の主たる原因として常に考えられている椎間板そのものは、面白い事に痛みにはあまり関与していません。椎間板が痛みの主な源ではないという理由は、椎間板は基本的にはコラーゲン繊維で出来た容器に包まれた膠状の組織の塊だからです。

 

椎間板の輪状練維の内層や髄核にまで深く通っている神経はありません。椎間板の髄核には痛みの感受性はなく、痛みをお越しません。椎間板を含む輪状線維の外層は神経が通っています。これらの外層の線維が断裂をお越し、引き伸ばされるか損傷を受けていると痛みが起こります。ということは、痛みを起こす椎間板の唯一の部位は輪状線維の外層らしいです。

 


脊柱の前面を走っている前縦靭帯には神経が多く通っており、損傷されたり刺激されたりすると、痛みを発します。それらは輪状線維の外層に似ています。前縦靭帯はしばしば椎間板の痛みの発生場所と考えられています。
前縦靭帯は刺激されたり損傷を受けた時に痛みの部位となります。

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