本日のお客様施術日記A-006

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本日のお客様はプロのピアニストで腕が痛いと訴える方です。

 

ピアノを弾いてて腕が痛い・・・・この様な訴えで当院にお越しいただきました。

ご自分でも弾いている時の姿勢が良くないんじゃないかと言われています。

口頭だけでは把握出来ないので、実際に引いている時の映像を撮ってもらいました。

案の定ですが、腕を伸ばし過ぎていました。これは椅子が適正な位置よりも遠いわけです。腕を伸ばして弾くのが当たり前になっているのです。

 

問題はココからです。もうベテランの方ですからピアノの事で素人にとやかく言われたくないはずなのです。

しかし、治療で当院に来られているわけで痛みが取れるためにはどうしたらいいのかを考えるのが当院の役目です。

 

 

院長:もっと椅子高くして5cm前に出して下さい。

ピアニスト:もう何十年てこれでやってきてるので無理です。

院長:?  野球選手、プロゴルファーなんて当たり前の様に日々フォームチェックと改良を繰り返していますよ。他のピアニストの方もそれで痛みが消えた方も過去にいましたよ。プロでフォームチェックしていなのはあなただけですよ。プロだって年取るんだから若い時と同じ状況で出来なくなる分どこかで工夫しないと。今後も末永く長時間弾けた方が良くないですか?

ピアニスト:「・・・・・」 確かににそうなんだけど・・・・・・

院長:姿勢が悪い様な気がするって自分で言ってじゃない?

ピアニスト:確かに・・・・

院長:アマチュアの方なら強くは言いませんが、あなたはプロなんでしょ?出来ないんじゃなくてやりたくない心境ではないでしょうか?

ピアニスト:悔しいいけど院長のいう通りです。

院長:そんな難しい事要求してないですよ。(笑)

 

という事でその後、痛みは数日で消えました。結論から言うと予防医学の領域でした。

力が抜けていない身体からは力は出ないのです。

また癖が戻って痛くなったら自分で回避する事が出来ます。